Iconoclasts(アイコノクラスツ)レビュー!【人助けしたい少女が世界を救う】【NintendoSwitchゲームレビュー】
機械好きの少女が人助けで世界を救う
「Iconoclasts(アイコノクラスツ)」について紹介します!
本記事の内容
- Iconoclasts(アイコノクラスツ)とは?
- 「レンチ」で強化する、探索型アクションゲーム
- 宗教、信仰など複雑なストーリー
- アクションからストーリーまでボリュームたっぷりの内容
・Iconoclasts(アイコノクラスツ)とは?
有名ゲームのスタッフが手掛けた作品
『シャンティ -海賊の呪い- for Nintendo Switch』
を手掛けたグラフィック担当デザイナースタッフの一人
Joakim Sandberg(ヨアキム・サンドバーグ)が7年の歳月を費やして制作し、
初の日本語版も発売されるに至った新作が、
今回ピックアップする『Iconoclasts(アイコノクラスツ)』。2018年1月23日にPlayStation 4、PlayStaiton Vita、PC(Windows、Mac、Linux)に発売された探索型アクションゲーム
・Iconoclasts(アイコノクラスツ)とは?
聖母「マザー」という女性が統率する巨大組織「ワン・コンサーン」。
「アイボリー」なる資源の独占管理と圧力をかける政治の世界。メカニックの少女「ロビン」、亡き父の後を継ぐように、人助けしたいという純粋な思いから機械修理の活動を続けていたが、
世界は女神の法による正規の資格なしの機械修理が禁じられており、無許可による個人活動は重罪とされていた。
彼女はワン・コンサーンに罪人とされ、直属「エージェント」に追われる身になってしまう。自らの意志を貫くために、ロビンは逃避行を決心する。
次第に彼女はアイボリー不足による惑星崩壊の危機を巡る争いに巻き込まれていく。
壮大なスケール世界観とあらすじは、仕掛け満載のマップを探索し、敵と戦いストーリーを進めていく探索型アクションゲーム。
・「レンチ」で強化する、探索型アクションゲーム?
ゲームの流れ。ストーリーに沿って、エリアを行き来しながら、目的地への到達やボスの戦闘などを進む。
探索型であれば、広大なエリア(マップ)を進んで道を開拓していくことが王道。
しかし、本作はストーリーの流れに沿って進み、行動の自由度は低めです。中盤になると、以前のエリアに戻れるようになる"装置"が解禁されるが、基本はストーリーに沿ってゲームが進行する。ステージクリア型に近い進み方になっている。
主人公ロビンのアクション。
標準装備「スタンガン」という武器は遠距離攻撃型で、敵との戦闘は距離を取りながら撃ってダメージを与えていくシューティングスタイルとなっている。
サブの武器「レンチ」を装備。対応するボタンを押すと上方からから下方に振り、押しっぱなしにするとその場で振り回す。敵にダメージを与えられるが、基本的にこの武器は仕掛けを動かすのに用いる。
マップの構造。本作はアドベンチャーでありながら、パズル(謎解き)要素がある作りになっている。衝撃を与えると可動する足場を動かし、スイッチを押したり、ブロックを持ち運んで高い足場に届く踏み台にするなどなど。
「ナット」というねじれる装置では、サブ武器レンチをはめて、ナットを締めて動かすなど頭を使って道を切り開く場面が多くある。
ゲームが進むとレンチがパワーアップしたり、新たな武器が手に入る。
同時に習得される新アクションを駆使したパズル、謎解きも入り組んだ展開が繰り広げられるようになる
ボスの戦いでも、ダメージを与えるためにパズルを解く手順を踏むこともある。
基本は探索型アクションの王道だが、パズルと謎解きにフォーカスした、
"探索型パズルアクション"ともいえる、個性的な作り。
・宗教、信仰など複雑なストーリー
ストーリー性も強めで、本編では次々と舞台が変わり、アクションゲームには珍しい情報量の多い会話シーンがある。「女神の法」や「聖罰」など宗教的な専門用語も多く、世界観に合わせた会話シーンは、ロールプレイングゲーム(RPG)イメージさせる。ゲームやストーリー展開を重視するプレイヤーにもおすすめできる作品。
明るく楽しそうな世界観をイメージだが、実のところは重いストーリー。「信仰と自由」を題材にした、シリアスな作風になっている。
最初は逃避行だったのが、エネルギー枯渇による惑星崩壊の危機、巨大組織の派閥争い、裏に隠された禁忌という事態を知ることになる。
ロビンにも仲間ができるが、彼らなりの問題を抱えている。とある原因で仲違いに至る場面も見られる。「エージェント」による派閥争いに巻き込まれ、暴走する一幕があるなど、敵側もロビンたちが思い通りに行かないような察する動きを見せたりと、複雑なキャラクターたちが描かれている。
宗教や哲学に基づいた言い回しが多いので、読み解くのには少々根気がいる。
目まぐるしく状況が変わっていく過程は思わず見入ってしまうインパクトがあり、終盤はドラマティックな演出と熱い場面の連続が起きる。最終的に訪れる結末も、嫌でも印象に残ってしまう。プレイすれば、決して大げさな表現ではないことが本作の魅力。
・宗教、信仰など複雑なストーリー
ボリュームも初プレイ時なら10時間は余裕で越えるほど膨大。探索型アクションゲーム定番のやり込み要素「タイムアタック」や、隠された素材アイテム(宝箱)回収、本編とは関係しない隠しボス討伐など寄り道もあり、ストーリー進む上でも飽きがこないものになっている。
難易度もNintendo Switch版の発売に合わせ、ほぼゲームオーバーしない(ロビンがほぼ無敵モードになる)「リラックスモード」が導入され、アクションゲームに苦手意識のあるプレイヤーにも安心な方法がある。
上級者向け難易度もあり、作者の本気とも言えるキツくスリリングな展開を遊ぶことができる。
また、先のアップデートでは他に「ボスラッシュ」ある。クリア後に遊べるが、本編で盛り上がるボス戦を集中的に遊びたいプレイヤーには、楽しむことができる内容で、欲求に応える措置も施されている。
制作に7年の歳月を費やしたおかげで、高い完成度の本作。
"迷いやすいこと"が人によって抵抗を感じやすい探索型アクションゲームとしても、強いストーリー性と個性豊かなパズルによって、退屈することなく最後まで楽しめる内容になっている。
見た目に反してストーリーは重厚でシリアス、出血などの暴力表現もあるので、苦手な人は注意。
探索型アクションゲーム好きや、同ジャンルに苦手意識のあるプレイヤーにもおすすめできる作品。メカニックの少女と共に、仕掛け盛り沢山、ボスを楽しく攻略して壮大な冒険を体験してみよう。
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